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UNOA CONMEBOL 南米サッカーニュース

Por Leonardo Bianchi e Marcelo Braga — São Paulo


Vagner Mancini fala após vitória do Corinthians no clássico contra o São Paulo

Vagner Mancini fala após vitória do Corinthians no clássico contra o São Paulo

マンシーニ体制になってからのチームは、約40日前にもアレーナ・コリンチャンスでは当時首位のインテルナシオナウを迎え撃ち、今日のサンパウロFC戦と全く同じ1-0のスコアで首位叩きを演じ、監督交代が成功だったことを印象付けた。試合前の下馬評ではコリンチャンス不利とされながら、それを再び覆してみせたのである。

この12月13日の日曜日 (日本時間の12月14日・月曜日)、サンパウロFCは不安を抱えて敵地に乗り込んだ。アレーナ・コリンチャンスで戦った過去のクラシコ13試合は、0勝3分10敗と全く勝てていなかったからだ。コリンチャンスのファンからすれば、相手がいかに絶好調のリーグ単独首位であろうと、「今日はやってくれるはずだ」という期待を抱かせる根拠になったのだが。

「試合前ロッカールームで、選手達のモチベーションを上げるためにジンクスを話しました。まずアレーナ・コリンチャンスではサンパウロFCに負けたことがないんだ、という事は選手達に対して普通に言いましたよ。というのも、私が思うに過去のデータ・相性も試合の一部ですから。実際その通りに勝ちましたしね。相手がどこだって勝たなければいけないものです、ただライバルとのクラシコは違う。特別ですから」そう語るマンシーニ監督だが、プロ化黎明期の1930年代から21世紀現在まで続く伝統の一戦に臨むのは、今日が初めてだった。その彼がコリンチャンスに歴代通算136勝目を与え、サンパウロFCの通算107勝目を阻止したのである。歴史を知っていなければ出てこない発言だ。

だが勝者のマンシーニ監督は試合後の記者会見で、1-0というスコアに強く不満を示し、「もっと点差を広げられたはずだ」と強い口調で選手のモチベーションを煽った。

「今日は、私がコリンチャンスに来てちょうど60日目でした。その日に迎えた相手、サンパウロはもちろん強い。単独首位チームとしての自信・負けない気持ち・威風堂々たる態度、良い形で相手を崩してゴールを決め続けている。とりわけ早い時間帯に先制しているから好調なわけですが、今日は我々がビルドアップとフィールドを大きく使った展開をさせないような守備をして、その彼らの自信の源となっている要素を崩すことに成功したのです。前半2回ほど危険なシーンはありましたが、何とか守りきれた。後半、あちらのフェルナンド・ジニス監督は早めの選手交代とパスワークのテンポアップを用いてきたけれども、対する我々の守備組織は最後まで崩れることなく、非常によく相手のやりたいサッカーを戦術的に封じることが出来ました。ただ、まあ1点ビハインドを追いかける相手に対してやむなく全体のラインを下げてしまって。毎回のように追加点をとれずに最小得点のリードでしか勝てなかったこと、これは面白くないアンチフットボール (no jogo)だし、最低限の仕事結果でしかなかったですね」

Mancini Corinthians x São Paulo — Foto: Marcos Ribolli

「一番重要なのは、コリンチャンスの成長と変化を観察する事。いまはただ守備だけが自慢のチームだけれど、少しずつ攻撃で決定機の数は増えているし、結果という面でも今日は我々が勝利に値しました」

「これで勝ち点33の9位、4試合連続無失点ですか。サンパウロが17試合無敗のブラジレイロン最長無敗記録の中で達成した、連続無失点試合数を超えましたね」

「これで私が就任してから首位チームにホームで勝つのは2回目ですね。まだ無敗の砦とまではいかないけれど、ホームで強いに越したことはない。それとアウェイも含め完封も4試合連続です。組織的に成熟してきてはいるが、得点力不足のチームというのがコリンチャンスの現状です。この勝利で順位を一桁まで上げたんですが、ただ順位を上げ続けていく上では、やや不安の残る勝ち方・ギリギリの辛勝だったかなと。もう少しいい試合ができるように、がんばっていきます」

マンシーニ監督は出場停止のジョーの代わりに先発したFWレオ・ナタウにも言及した。

「私はまだチーム戦術、戦術を理解している選手にバリエーションがある事が重要だ思います。攻撃面でアイディア・創造性・違いを作り出せる選手、例えばレオ・ナタウとか、マテウス・ダヴォーも非常に良い。レオは強さ・速さを持っていて、攻撃的選手ですよね。後半はサンパウロの勢いに押し込まれてラインを下げさせられ、空いてきたスペースを組織的に塞ぎたかったのです。レオはそれを理解して実行してくれました。スペースを広げるには攻守にわたって、やはり勇気をもって前で奪うのも必要。個人ではなくチームとしてそれがもっとできたらいいのにな、と私は思います」

その他の質疑応答

ブルーノ・メンデスとジェメルソンについて

「ジェメルソンはベンチに入れたけれども、使わなかった。彼はコロナウイルス感染と2週間の隔離から復帰してまだ間もないのです。2週間ではフィットネスを上げるのに限界があったのは、彼もアスリートとして自覚してる事で、3週・4週間練習が必要だと彼の方から言ってきたくらいなんですよ。ブルーノ・メンデスは、対照的に使ってくれと直訴してきました。自分を最終ラインに入れることでどういう風に戦術機能性が上がるのか、納得のいく話ができたので先発で使いました。正しい起用だったと思います」

マウロ・ボセーリはもう戦力外なのか?

「いえ、彼はまだオプションです。彼自身は2020年12月31日に契約満了という事をわかっているけれども、しかし選択肢の中に入っています」

首位叩きの勝利について

「リーグの単独首位チームを倒せた事実は一番重要です。最高の状態にあるチームに勝ったのですから。チャンスを作りながら追加点を決められない、ウノ・ゼロでしか勝てない。現時点での課題はここに集約されています、ここはチーム全体で取り組んでますから。しかし同時に 戦術の蓄積・向上は確認できたし、しつこく要求しているディティール的な要素も、私の期待に選手はよく応えてくれました」

1-0というスコアについて

「今日のスコアが金賞か銀賞以下なのかと問われるとですね、まず試合結果はファイナルホイッスルが鳴るまでわからないじゃないですか。その最後の笛までに2-0を目指したけれどもダメでした。そうですね、前半と後半開始直後に追加点の決定的チャンスがあったんですけど。ゲーム内容的には1週間準備してきた組織的な部分はよく発揮されて、ポジション争いやハードトレーニングの成果は出ましたよ。もちろん毎回最高のゲームにするために、やっている事ではありますが。戦術や面白いゲームを実現するためには、選手が組織を作り自信を積んでいかないとだめです。しかも試合を重ねるごとに自動的にアップするような、そんな都合のいいものじゃないんですね。ただ練習の中で次のゲームは前より良くなるようにと気持ちを込めてやっていかないと、どっちみち戦術もエンタメ性も上がっていかないでしょう。練習による向上は欠かせません」

フィジカル面について

「フィジカルコーチのフラヴィオ・ジ・オリヴェイラが、よいコンディションに仕上げてくれていますね。今日はかなり肉体的な部分が勝敗を左右するだろうと考えていたから、監督・コーチの要求した水準を満たす所に上手く合わせてくれたのです。選手もよくフィジカルトレーニングをやりとげてくれました。発足からたった60日しか経っていない、まだ不安定さを抱えたコーチ陣ではあります。ただ現時点で試合に勝つためにラインの上げ下げのタイミングだったり、必要なゲームスタイルは理解してる。それと早い攻守の切り替えとカウンターアタック、特に今日の先制点みたいな、ああいう速攻は要点ですね。守備面については「相手ゴールを目指すための守備をしろ」と。ボールを奪ってすぐに相手ゴールへ向かうカウンターを発動するような、攻撃につながりやすいプレスやフォアチェックをやってくれと要求してます。それがコリンチャンス本来のゲームスタイルです」

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